| 龍とボクと。 序章 3、4 |
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| 3 三日間のキャンプをして洞窟に着く。 途中、なんだかよくわからない状況に陥って、リアが脱ぎだしてしまったが、 さすがにそれはマズイだろ。と言った感じなので止めさせた。 まぁ・・・一般的青少年として興味が無いわけじゃないけど・・・ 「朱の洞窟」は活火山の下の方にある洞窟だ。 なにせ今回の龍は「レッド・ドラゴン」まぁ、簡単に言えば「ファイヤー・ドラゴン」だ。 普通ドラゴンは火を吹く器官が発達していて、その熱を逃がすために腹の下に宝を隠している。(黄金といわれているのは熱伝導率が一番高いのが黄金だからだ。) しかし、その熱の耐性を自ら作ったのがレッド・ドラゴンだ。 と、まぁ、一応冒険者なので知っている程度の知識をリアに話してやるとリアは感心してしまい、「さすが勇者様」やら、「惚れ直してしまいました」やらと言っていた。 暑い。暑い。暑い・・・ なんて暑いんだろう。 ちょっとだけ髪の毛溶けてるんじゃないだろうか? 試しに触ってみる。 ・・・・・・よかった。 と、思ったが、髪の毛から汗が垂れたのを見ると、よくないと思い直す。 地面に触れる前に蒸発してしまった・・・ 頭が痛い。 思わずふらっとすると、リアが駆け寄ってくる。 「勇者様、大丈夫ですか!?」 大丈夫じゃない。どう見ても。 灼熱のブレスを吹かれたらはっきり言って一撃で蒸発するって。ぜったい。 リアは壁に俺を運ぶと、なんだかもじもじしだす。 「えっと、こういうときには口移しで―――」 せんでいい! よくわからん思考回路をしている・・・何者だ? 「えっと、こういうときには・・・」 そう言って服を脱ぎだす。 「コレを見て元気を出してください!」 水着姿になったリアが言い出す。ちなみに何を狙ってかスクール水着だ。 ちなみに、布ゼッケンまで付いてたりする。 着こんでたのか・・・? というか、それよりもぼくは思った。思ったんだよ。 殴りてぇ・・・! 誰かこのメイドをぼくの代わりに殴ってくれ。 そんなのより水をくれ、水を。 「み゛・・・水・・・」 ぼくは声を出して言うと、今気づいたようにメイドは近づいて覗き込む。 胸の谷間が魅力的ではないとは言わない。言わないけど。 それよりも水をくれ。 「水・・・」 それから水が飲めたのは数分後の事だった。 酷い。 4 「なっ・・・・・・!?」 ぼくは驚いた。 ついでにリアも驚いた。 ちょこんと椅子に座っていた龍を見たからだ。 誰だって驚く。 なんたって、どこからどう見ても女の子だ。 まぁ、エラがついていて、尻尾がついていなければ、だが。 ジーっとこちらを見ている。 何をするそぶりもない。 だぼだぼのくそ暑そうな服装をして、こちらを見ている。 朱い髪を伸ばしっぱなしにしていて、眼は黄金に輝いている。 ・・・・・・可愛い。 ぼくは剣の柄に置いていた手を下ろす。 とりあえず近づく。 「・・・・・・?」 ぼくを見上げると頭の上に?マークを浮かべる少女。もとい、龍。 「誰?」 初めて聞いた声はとても澄んだ声だった。 「ぼくはフラント。君は?」 ぼくが聞くと、龍は応えた。 「ヒューリィ。」 そう言うと、リアが寄って来て、いきなり喋り始めた。 「わ、私はリアって言います、龍の娘さんですねっ!?初めて見たです!感激です!超プリティです!お持ち帰りして、あんなことや、こんなことをしちゃいたいです!」 ・・・それはどうよ・・・? しばらくリアが龍に向かって喋りまくっていたが、しばらくして収まったようだ。 発作・・・なのか? 「・・・これはさすがに倒せないだろ・・・」 リアに向かって訊く。 「ぅうん・・・そうですねぇ・・・」 そう言ってリアは考え込む。今さら気づいたんだが、まだ水着だ。 「ふぅ・・・全く・・・どうしろって言うんだ・・・」 そう言って剣に手を置く。 「・・・・・・ぅ・・・剣・・・」 それに反応して龍が見上げる。 「私、着いてく。」 そう言って龍の娘は立ち上がった。 しばらくしてぼくが帰ろうとすると、ぼくの袖を掴んで本当に着いてきた。 すんなりと洞窟から出てしまい、どうすればいいのかよく判らなくなっていた。 ちなみにリアはいつの間にかメイド服に戻っていた。 それで、よく判らないうちに――― 迷った。
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8月12日(金)18:58 | コメント(0) | 小説 | 管理
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